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パーフェクト・デイズ
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制作年 | 2023 | |
邦題 | パーフェクト・デイズ | |
原題 | PERFECT DAYS | |
ジャンル | ドラマ | |
時間 | 124分 | |
カラー | カラー | |
製作国 | 日/独 | |
製作会社 | Master Mind, Wenders Images | |
製作・プロデューサー | 柳井 康治<Koji Yanai> | |
エグゼクティブ・プロデューサー | 役所 広司<Koji Yakusho> | |
プロデューサー | ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>/高崎 卓馬<Takuma Takasaki>/國枝 礼子<Reiko Kunieda>/ケイコ・トミナガ<Keiko Tominaga>/大桑 仁<Yasushi Okuwa>/ 矢花 宏太<Kota Yabana> | |
ライン・プロデューサー | 小林 祐介<Yusuke Kobayashi> | |
監督 | ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders> | |
脚本 | ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>/高崎 卓馬<Takuma Takasaki> | |
撮影 | フランツ・ルスティヒ<Franz Lustig> | |
編集 | トニ・フロッシュハマー<Toni Froschhammer> | |
サウンド・デザイン | マティアス・レンベルト<Matthias Lempert> | |
インスタレーション | ドナータ・ヴェンダース<Donata Wenders> | |
美術 | 桑島 十和子<Towako Kuwajima> | |
出演 |
役所 広司<Koji Yakusho>(平山正木)/ 柄本 時生<Tokio Emoto>(タカシ)/ 中野 有紗<Arisa Nakano>(ニコ)/ アオイ ヤマダ<Aoi Yamada>(アヤ)/ 麻生 祐未<Yumi Aso>(ケイコ)/ 石川 さゆり<Ishikawa Sayuri>(ママ)/ 三浦 友和<Tomokazu Miura>(友山)/ 田中 泯<Min Tanaka>(ホームレス)/ 甲本 雅裕<Masahiro Komoto>(居酒屋の店主)/松居 大悟<Daigo Matsui>(レコードショップの店員)/研 ナオコ<Noko Ken>(野良猫と遊ぶ女性)/長井 短<Mijika Nagai>(OL)/吉田 葵<Aoi Yoshida>(でらちゃん)/柴田 元幸<Motoyuki Shibata>(写真屋の主人)/犬山 イヌコ<Inuko Inuyama>(古本屋の店主)/モロ 師岡<Moro Murooka>(バーの常連客)/あがた 森魚<Morio Agata>(バーの常連客)/松金 よね子<Yoneko Matsukane>(駐車場係員)/片桐 はいり<Hairi Katagiri>(電話の声)/安藤 玉恵<Tamae Ando>(佐藤) |
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公式サイト | https://www.perfectdays-movie.jp/(日本語) |
平山(役所広司)は東京・渋谷でトイレ清掃員として働いている。浅草のアパートに暮らす彼の毎日は規則正しい。毎朝、竹箒の音で目覚め、身支度をし、軽自動車に乗って出勤する。帰宅後は着替えて自転車に乗り、ちょうど開く時間に銭湯に入る。浅草駅地下の居酒屋で晩酌し、部屋に戻って文庫本を読みながら寝る。週末は掃除をしたりコインランドリーに洗濯物をもって行ったり。フィルムを現像して写真を選んだり、古書店の100円均一の棚から文庫本を選んだりもする。歌のうまいママがいるスナックで晩酌したりもする。
植木に水をやることも彼の大切な日課の一つだ。昼休みに公園で食事を取りながら、木漏れ日を眺め、写真を撮る。そんなふうに淡々と生きる彼にいろいろな人が関わってきて小さな出来事がおきる。そして、ある人との再会から過去を振り返ることになり、心が少し揺れる。
東京オリンピック、ユニクロ、電通と映画が製作された経緯を考えると素直な感想を書くのが難しいのですが、そこを考えずに映画として鑑賞すると、とてもヴェンダースらしいと言える映画で、たいへん素晴らしい作品だと思います。詩的で美しく、私たちが普段見ている東京の風景が美しく見える魔法にかけられてしまう。役所広司演じる平山の生活はルーチンの中に小さな喜びが詰まっていて、見た目に反して「美しい生活」と言える。その頑なな彼をゆさぶる様々な出来事もまた含めて、平山の生活は続いていきます。情報をある程度遮断して、受け止められる範囲での情報量で感情豊かに生きていくことができるのだとしたら、それは本当にうらやましいです。 |
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