セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター
The Salt of the Earth
制作年 |
2014 |
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邦題 |
セバスチャン・サルガド 地球へのラブレター |
原題 | The Salt of the Earth |
ジャンル |
ドキュメント |
時間 |
110分 |
フイルム |
- |
カラー |
カラー |
製作国 |
仏/伯/伊 |
製作会社 | Decia Films, Amazonas Images |
制作総指揮 |
ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders> |
製作 |
ダヴィド・ロジエ<David Rosier> |
監督 |
ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>/ジュリアーノ・リベイロ・サルガド<Juliano Ribeiro Salgado> |
脚本 |
ヴィム・ヴェンダース<Wim Wenders>/ジュリアーノ・リベイロ・サルガド<Juliano Ribeiro Salgado>/ダヴィド・ロジエ<David Rosier> |
撮影 |
ユゴー・バルビエ<Hugo Barbier>/ジュリアーノ・リベイロ・サルガド<Juliano Ribeiro Salgado> |
音楽 |
ローラン・ブティガン<Laurent Petitgand> |
公式サイト |
http://salgado-movie.com/(日本語)/http://sonyclassics.com/thesaltoftheearth/(英語) |
■ 内容
世界的な報道写真家であり、大自然の保全や復元に尽力する環境活動家としても知られている写真家セバスチャン・サルガドを追ったドキュメンタリー映画。息子で映像作家ジュリアーノ・リベイロ・サルガドを共同監督として、ヴェンダースが写真家サルガドの足跡を解き明かしていく。
■ 感想
25年前にサルガドの写真に魅せられたヴェンダースは、サルガド親子に誘われ、ドキュメンタリー映画の監督に乗り出した。ちょうど「ジェネシス」プロジェクトとして、地球上の最も美しい場所を探し求め、ガラパゴスやアラスカ、サハラ砂漠などで撮影を行っているサルガドに同行しました。撮影しているサルガドの姿と、インタビューの動画、そして過去にサルガドが撮影した写真をサルガド本人に語らせるという撮影方法をとり、すべて組み合わせて映画をつくりあげましたた。一般公開は2015年8月1日から、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー。
サルガドの写真は報道写真も自然写真も同じだ。同じようなアーティスティックさを追求している。被写体への敬意・想いに満ちあふれています。この写真をスクリーンの大写しで見ると、吹き飛ばされそうな圧倒的な威力があります。これほどのアーティストのドキュメンタリーを撮るのは容易ではないでしょう。アーティストへの敬意をもち、その圧倒的なパワーに負けずに映画へ仕上げるのは、ヴェンダースならでは。スクリーンにはサルガドのアップとサルガドの写真が入れ替わり立ち替わり。ルワンダ・コンゴなどの難民の写真を撮影したときの話をするサルガドの悲しい目。うってかわって、農園の森を再生する話をするときの喜ばしく誇らしい表情。カラーとモノクロの使い分けも、いつもながら、見事でした。
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2014年 カンヌ国際映画祭ある視点特別賞受賞、エキュメニカル審査員賞受賞
2014年 サンセバスチャン国際映画祭観客賞受賞
2015年 セザール賞ドキュメンタリー賞受賞
2015年 アカデミー賞 長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート