おなじみルー・リード、ニック・ケイブ、CANのほか、パティ・スミス、トーキング・ヘッズ、REM、エルビス・コステロ、それからT-ボーン・バーネットやディペッシェ・モードも入る豪華メンバー。一部を除き、ほとんどがオリジナルの曲で作られている。コンビレーション・アルバムだ。 「サマー・キセズ‥」はエルビス・プレスリーのカバー。何となく中国風のアレンジ。エルビス・コステロの「デイズ」もキンクスのカバー。これがスローテンポで秀逸。T-ボーン・バーネットが気に入った。U2のテーマ曲も非常に良い出来だと思う。 一曲ずる聞く分には楽しいのだが、あちらこちらのミュージシャンに声をかけすぎて、収拾がつかなくなっているアルバム。映画本体が構想が広がりすぎて収拾がつかなくなっているのに比例している。映画と音楽の幸福でスリリングな関係はここでは見られない。
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